古いものと新しいものが交差する港町・横浜。ここ石川町も、港と周辺地域を結ぶ運河交通の要所として発展していきました。アイキャナルストリート沿いの中村川には多くの船が行き交い、さまざまな貨物が荷揚げされ、賑わいを見せていたといいます。
こちらでは、そんな往時の様子を感じさせる写真を紹介いたします。現在の石川町と面影を重ね合わせながらご覧になってみてはいかがでしょうか。
① 市電(1970年代)
打越の坂を登る市電、下は石川町5丁目。
② 山の上から
山手の丘から中村川に架かる亀の橋とその先の寿町、伊勢佐木町方面を望む。
③ 橋の上(1960年代)
西の橋から堀川を見る。右が元町、左が山下町。その先には横浜港方面マリンタワーが見える。橋の上には市電の軌道(線路)がある。
④ 運河とだるま船(1960年代)
西の橋から見た派大岡川(現在は首都高速)と関内方面。奥に見える一番大きな建物が旧横浜市庁舎。右下河岸には市電も見られる。
⑤ 市電トンネル(1967年)
元町停留所から見る市電専用の山手隧道。向こうが麦田町。かつては1972年の廃線までは市電専用だった。
⑥ 元町(1960年代)
元町交差点の元町商店街入り口。クリスマスの時期。道路には市電の軌道(線路)がある。
⑦ 小菅医院(1950年頃)
今も石川商店街にある小菅医院。
⑧ 絵葉書
地蔵坂下の風景。右側に亀の橋たもとの鶴屋呉服店(今の松屋百貨店発祥の地)がある有名な絵葉書。
⑨ バイク(1960年代)
石川町1丁目仲通り(今のリセンヌ小径・石川壱商栄会)の街並み。
⑩ 橋と女学院(1970年代)
吉浜町から石川町方面の亀の橋を見る。地蔵坂下。中央付近にはかつての鶴屋呉服店があったところ。丘の上には横浜女学院校舎が見える。
⑪ 運河と駅(1970年代)
亀の橋から見た中村川と奥は石川町駅。昔は運河が日常の風景だった。遠くの山の上にはフェリス女学院校舎が見える。
⑫ 運河河岸(1970年代)
吉浜町から石川町2丁目の河岸を見る。かつてはフェンスも無く、子どもたちが釣りを楽しむことができた。
⑬ 豆文商店
石川商店街中央付近にあった豆文商店。現在はハックドラッグがあるビル。
⑭ 後藤商店
現在の石川商店街「甘味処いろり」の前身の後藤商店。味噌や醤油を取り扱っていた。
⑮ 魚良商店
石川町の奥の通りにあった「魚良」。