石川町は先人達が引き継ぎ栄えた古い歴史があり、また地形的にも坂や河（運河）があり、誇りに思える素晴らしいまちです。特に港へとつながる運河は、石川町の歴史を物語る今も残るまちの財産として、大切にしていきたいと考えております。
　しかし、商店街を取り巻く環境は日々変化しており、横浜観光の玄関口である石川町駅元町口から元町、山手、山下地区へ向かう人々の流れや来街者のニーズも変化してきているため、新たなまちづくりが求められています。
　近年、店舗の入れ替わりが多くなっているため、昔から営んでいる人達の間で守られてきた、慣習やしきたりなどのルールが薄らいできています。より良い商店街を継承していくためにも、新規店舗の方に商店街の文化やルールなどを知っていただく必要があります。そこで、石川商店街では、2009年よりまちのルールづくりに取り組み、３年の歳月をかけ皆で話し合い「石川商店街まちづくりルール」を策定いたしました。
　そして、ルールブックとしてまとめることで、ルールが目に見える形でいつも身近にあり、いつでも誰でもルールを守り活用できるよう、日々運用していくことが大切です。住宅地のルールである「石川町住まい方ルール」と一体的に、このルールを守り育てることで、当たり前のことがしっかりと守れる魅力ある地域を目指しますので、引き続き皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。